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ブログ的〜(勘違い)〜面白マニラ情報


 以前(2015年初)、ビジネス教室で集客について学んだことがある。FaceBookを利用して、記事を書き、集客するというものがあった。まじめに1年ほどフィリピンのことについてブログのようにFacebookの記事を書き続けたが、さほど反響もなく、やめたが、ここで続けることにした。
(筆者は、20年近くフィリピンと関わっている CocoHanaのコンサルタント、窓口をやっている 日本人の KKawa です)

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ドテルテ大統領のこと〜その1
ドテルテ大統領のこと〜その2
マニラのこと



ドテルテ大統領のこと〜その1

 フィリピンについて語るには、最初にどうしてもドテルテ大統領について書く必要がある。

 日本では、未だに超法規措置の殺人者ドテルテと思っている人が多い。これは日本のフェークメディアで印象付けられた切り抜かれた部分的な事実である。
 しかも、これは本当だが、支持率が90%とも報じている。

 つまり、フィリピン人はバカだということを日本では報じていることになる。フィリピン人が聞いたら怒るだろう。


・真実はどこにある

メディアでは、麻薬(ドラッグ)戦争とか言われているが、ドテルテは、不正や汚職と戦っているというのが正しい。
フィリピン国民もそれをよく知っているから、圧倒的な支持を得ているのである。
 
 話は飛んでしまったが、前政権以前のフィリピンでは、市から州、国家に至るまで政治家はもちろん警察までもが汚職に染まっていた。体感的には90%そういう人達が汚職をしていた。
 
 具体的に書くと、フィリピンでは税金が高い。会社で15万ペソもらっていても5万ペソは税金で持っていかれる。それなら道路、電気、水道などのインフラサービス、国防などレベルが上がっていいものだが、10年以上変わっていない。そのお金は、すべて搾取されていたということだ。
 
 フィリピンでは大統領でさえ給料は40万ペソ程度だ。中にはもとから金持ちもいるだろうが、そうでもない人も多い。その人たちが権力に立つと豪邸に住んだり、車を何台も所有する。
 あきらかにおかしい。そのお金は税金だったり、ドラッグ関連で得た収益だったりする。

 汚職は、ドラッグと深くかかわっており、ドラッグは人や国を亡ぼす。よってドテルテは、表面的にはドラッグと戦い、実は不正や汚職との戦いをしている。
 
 ドテルテ自身は、極めて質素な生活をしており、安倍首相はその質素な家を訪問した。


・ドラッグ戦争で数千人が超法規的に殺害された

これもメディアで印象付けされたニュースだ。
2つ付け加えると、死んだ人はまさに数千人もいるだろうが、そのうちの60〜70%は仲間内の殺し合いだ。一人が捕まったり、自首しようとすると、自白するので仲間や上の人が困る。ゆえに口封じが行われてきた。

 もう一つは、日本の様に民度が高く、成熟した民主主義国家では、重罪者の人権が語られるのは当然だ。
 しかしフィリピンはそこまで行っていない。
 普通の人たちは ”殺人やレイプもするドラッグ供給者や常習者の人権が守られるのなら 我々の人権は誰が守ってくれるんだ ” というだろう。
 そこまで、悪いことをするドラッグ関係者が多いということだ。


・ドテルテは、人権問題しか言わなかったオバマが大嫌いだった

 ドテルテも国民の大多数もドラッグ関係者に対して人権を言うのは100年早いと思っている。それを全面的に出したのは反ドテルテ派でフィリピンではイェローグループと言われている。
 
 イェローグループは、人権問題を大々的に世界にアピールして、人権派のオバマもそれに騙され、共感した。
それをまともにドテルテにぶつけたものだからドテルテは切れた。
 
 オバマは、個人的にも大嫌いだ。5年前、南シナ海が今のようになるかという瀬戸際で、当時フィリピンが助けてくれと世界中に叫んでいたころ、オバマはフィリピンにやってきて、宮殿で見事な得意な大演説をぶちかまし、すぐにでも助けるようなことを言っていた。しかも勲章までもらった。フィリピン国民はすぐにでも空母が来ると信じて、ニュースに空母の映像も流れた。
 
 すべて嘘だった。

 あの時、スービックに空母が常駐していればこんなことにならなかった。悔やまれる。


まだまだ書ききれないが、安全保障に関してはまた書くことにする。